脳梗塞のクリニカルパス


当院神経内科では、2003年4月から脳梗塞のクリニカルパスを始めた。2002年9月に熊本市民病院神経内科部長の橋本洋一郎先生をお招きして、その運用などについて講演していただいた。神経内科の在院日数が14日だと聞いて、驚いてしまった。2000年の当院神経内科の在院日数は44日と長かったからである。現在、在院日数は26~27日と短縮している。この数年以内に、市内に回復期リハビリ施設がオープンしたため、早期に患者の転院ができるようになったからである。また、長期入院にならないように、転院先を早めに決定するようにしている。先日、橋本先生とある座談会が開催されたが、脳梗塞入院時にリハビリ専門病院への転院の話を含め、ムンテラするそうだ。当院では、入院4日目から7日目ぐらいの間にやるようにした。

http://www.jscp.gr.jp/library/index_2.html

日本クリニカルパス学会

http://www10.ocn.ne.jp/~owaseghp/clinical_path/cp_index.html

尾鷲総合病院

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脳梗塞のクリニカルパス への2件のフィードバック

  1. Unknown より:

    はじめまして。脳神経外科医です。最近blog始めたばかりです。さて脳梗塞のクリニカルパスについてですが、使用されていかがですか?脳梗塞になる患者さんは背景にある疾患も様々で年齢も幅広く分布するので半分近くの方がvarianceになるのではないか?と思います。我々も最近使い始めようと試用期間に入ったところですが、つくづく「脳卒中専門医」にはパスは不要だと思います。乱暴な言葉かもしれませんが、脳梗塞にパスが必要だとすれば、脳卒中の治療経験の少ない医師や看護師、病院内や主治医間でも治療方針がまとまっておらずまちまちなところで、ガイドラインまたは教育的には必要だと思いますが、それぞれの患者にオーダーメイドにテーラードな治療を行う上においてはパスはむしろ邪魔に感じる事もあります。確かに無駄を少なくし在院日数を減らす方向に働くかもしれませんが、それは医療経済、医療政治的に必要な事であっても患者中心の考えではないのでは?との疑問もわきます。ご意見をお聞かせください。

  2. ranmu より:

    コメントありがとうございました。パスですが、脳梗塞の重症度により、自立と中等度に分けて作成しました。病型分類ではラクナ梗塞は自立、アテローム血栓性脳梗塞と心原性塞栓症は主に中等度のパスを使用しました。パスを使用前と使用後3ヶ月間でそれぞれ43例と42例について検討しました。なお、入院時にすでに高度の意識障害を伴う重症例はパスを使用していないため、今回の検討から除外しました。パス導入前の平均在院日数は38.0日から 22.4日と有意に短縮しました。また、バリアンスが出現せず退院可能であった症例は自立例で68.9%、中等度例では53.8%でした。そのうち2例が意識レベルの悪化、2例で転院先の病院からの連絡がなかったため、転院が延期となったなどがありました。病状の悪化がある場合は、御指摘のようなテーラードな治療が必要になります。なお、回復期リハビリテーション病院との連携をスムーズにいかせるため、最近、私も参加した座談会が開かれました。その模様が5月号の日経メディカルに掲載される予定です。ご参考まで。

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