遠藤周作著:周作塾、読んでもタメにならないエッセー


遠藤周作著:周作塾、読んでもタメにならないエッセー(講談社文庫)

(男性用月刊誌「ペントハウス」1984年5月号から1987年12月号まで同名のタイトルで連載されたものの大部分が収録されている)

 

―名前を二つか三つ持とうよ― 遠藤周作―狐狸庵

 

名前にはそれぞれ、そこから生じるイメージがあり、それによって人は相手の性格を考えるだろうし、当人も知らずにその影響を受ける。私がもし遠藤周作という名だけで人生を押し通していたならば、自分のなかにあるユーモアの面、くだけた面は随分と制約をうけただろう。

(コメント:納得!僕も本名では、このようなブログをオープンしていては気楽に書けなかったに違いない。乱夢というHNの影響を受けて、僕の潜在的な側面が出現してきたのではないかと思う)  

 

誰だって自分のうちに色々な面を持っている。色々な才能や要素がある。色々なチャンネルを含んでいる筈だ。  

(コメント:職場では、多忙な日々である。現在、患者受け持ち数は15人であり、外来、

書類作成と休みをとる暇がないほどだ)

 

私の人生探求心と生活好奇心の二つを並存させ、それを共に成長させられたのである。

(コメント:好奇心があればこそ、探究心も出てくる)

 

=ブスがモテる法を彼女に教えてあげなさい=

 

この世のなかは顔の美醜で差別があることは確かだ。

(コメント:タレントの顔を見ると、美醜さまざまであるが、醜い顔ほど印象が強い)

 

まず自分が醜女か、どうか、はっきりみきわめるのが女性にとって大切である。その時は残酷だが次のように考えてほしい。

1。女性が自分はかなりの美人だと思う時(事実は普通平凡なり)

2。女性が自分はまあまあの顔だと思う時(事実は普通より以下の顔なり)

3。女性が、かなり悪いが、いいところもあると思う時(事実はかなり、ひどい顔)

人間、悲しいものでどんな頭のいい女性でも、おのれの顔になると採点が甘くなる。

だから申しわけないが( )内が女性の本当の顔だと思っていいのだ。

(コメント:これは男性にもあてはまるかもしれない。男性の場合は美男子とか、美少年だが)

 

2、3に該当するのなら、彼女にすすめることは次の四つである。

 

1。今、はやりの服装や服飾をするな。

 大根足がミニスカートをはいた時を考えてみたまえ。

 ごく普通の、しかし非常に清潔感のある服装をするように心がけること。

2。微笑の練習をすること。

 これは顔に自信のない女性が陥りがちな、あの陰気陰険な表情から救われる最も有効な方法である。

(コメント:微笑や笑いを見ると、確かに魅力的に見える)

3。手早くできる料理と楽器演奏(ピアノ、ギターなど)を必ず練習すること。

 友だちなどがたくさん集まる時に美人は男たちにとりかこまれるが、不器量な娘は壁の花にされる、そういう時に裏方役をわざとやってみせるのだ。みんなを 「おいしいなア」と叫ばすちょっとした料理をつくり、みなが楽しむ楽器の演奏をしてやるが、やや控えめにやる。

4。できれば英語の会話をやっておくこと。

 

 顔に自信のない娘に、心やさしい君はいつも繰りかえしてこう言ってやろう。

「男から見て、顔や形と魅力とはまったく別なんだぜ」

(コメント:美醜にとらわれると、女性の判断を間違えることがある)

 

 顔に自信のない娘と結婚してみたまえ、一生懸命に尽くしてくれるから。わがままでエゴイストの美人と結婚して不幸になるほうがいいか、多少はブスでも尽くしてくれる女性と結婚したほうが幸せか。私は自分の経験上、後者がいいと断定する。

 (コメント:最近、ぶすと結婚したというような本が出ていたように思う)

 

 美しい女と魅力ある女とは別なのだ。私のこの方法は絶対に成功する。今日までたくさんの女性から感謝状が届いているし、私が仲人して結婚した人もいるのだから。

(コメント:狐狸庵先生の意見に全面的に賛成だ)

 

=三人のお嬢さんとのデートの結論=

 

1。会った限り日本のお嬢さんの大半は無教養である。洋服、化粧と友人の噂話以外に話題を探すのに苦労するような女の子が多い。

2。こういう女の子は結婚すると関心は我が子と亭主のことばかりになり、デートをしても自分の子供の話ばかりをするようになる。他人も我が子が可愛いと勝手に思うのだ。

3。つまり人生にたいする好奇心がかなり欠如している。

4。顔はきれいでも頭のなかは貧弱である。それを御当人にわかっていないのはボーイ・フレンドたちのお世辞、おべっかを真に受けているからだ。

(コメント:狐狸庵先生ほどの教養人と比較すると、ほとんどすべての人が無教養かもしれないが。

 

=本日は医者の選び方についてタメになる話だ=

1。医師の選び方で運命が決まる。

2。一人の医師と友人になれ。

3。内科医ならば内臓の病気すべてに通じていると決して考えてはいけない。

4。気のあった医師を選べ。

(コメント:そのとおりかもしれない)

 

=孤独な若い人に、友人の作りかたを教示する=

1。まず笑顔をつくれ。

友だちのできぬ人の六十パーセントは私の観察では「顔が硬い」人である。

鏡の前にたって顔を作る練習を一ヶ月してみたまえ。

2。人からおかしがられる部分を一つ持て。

3。「相手を疲れさせない」ということ。

(コメント:笑顔は素敵な人はいいですね。納得!硬すぎる人も確かにいますね)

 

反省点:

 1。相手に劣等感を抱かせてはいないだろうか。

 2。やたらに自分の知識や能力をひらけかして相手にうるさがれていないか。

(コメント:インターネットの掲示板などで僕が書きすぎていて反感を受けたことがあるのはどうもこのためではないかと思う。その後に自分の掲示板を持つようになったが)

 3。やたらに他人の悪口を言っていないだろか。

 誰だって他人に劣等感を抱きたくはないものだ。だから、ヤケに自分の頭のよさや知識をひらけかす男と長時間いたいとは思わぬものである。尊敬の感情よりもしんどいという感情の方が先だってしまう。

 また、やたらに第三者の欠点を鋭く批判する人がいるが、それは一時的な共鳴をよんでも、他人に親愛感をよび起こさせはしない。自分もまたこの男の批判の眼にさらされるのではないかという気持ちを起こさせるからだ。

4。聞き上手になれ。

 どんな人間でも自分の話を感心して、あるいは熱心に聞いてくれる相手には好意を持つものだ。私などのようなおしゃべりはそういう聞き上手に出会うと「こいつはイイ奴だな」と思わず思ってしまう。

5。何か趣味を持て。

(コメント:男性月刊誌に連載されたものだが、大事なことが書かれている)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062637901/qid%3D1117634511/249-8263255-6759557

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遠藤周作著:周作塾、読んでもタメにならないエッセー への1件のフィードバック

  1. Makoto より:

    「平成の黙示録」という表題の私説を公開しています。 http://makoto-ishigaki.spaces.live.com にアクセスしてください。

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