半数の模擬裁判員がもうやりたくないと!

裁判員制度・模擬裁判

先日、最高裁、法務省、日本弁護士連合会が共催し、初めて審理を公開した模擬裁判が開かれた。模擬裁判員は20~50歳代の男女6人で、最高裁や法務省、日弁連の一般職員や会社経営者らであった。

“閉廷後、6人は「本当の裁判で被告の子供に泣かれたら判断できない」「(法廷でやりとりされる)言葉を分かりやすくしても、そもそも手続きが分からない」などと感想を述べた。また、どの人かは特定されていなかったが、3人が「もうやりたくない」と語ったそうだ。”(毎日新聞から引用)

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050806k0000m040102000c.html (毎日新聞の記事)

 

郵政問題が大詰めにきているために、讀賣新聞や朝日新聞は、この模擬裁判についての記事を書かなかったのだろうか?裁判員制度を推進するマスコミの立場としては、まことに困ったコメントであったが、毎日新聞が早速記事していることには評価したい。

そのうちに、何度も模擬裁判が開かれ、大多数の人が2度とやりたくないということが明らかになったら、推進者たちはどうするのであろうか?

実態を知れば知るほど、この制度に参加したくないと思うのが、良識ある国民の正直な気持ちではないだろうか。

また、裁判員を務めたのは、最高裁や法務省、日弁連の一般職員や会社経営者らだが、最高裁、法務省、日弁連の一般職員は仕事の立場上、2度とやりたくないとは、公には言えないだろう。残りの会社経営者などの一般人がやりたくないと言ったと推測される。したがって、本音は2度とやりたくない人が多数ではなかったかと思う。

PS:自殺サイトで知り合った男女3人を殺害した事件があったが、このような事件の裁判員を喜んで引き受ける一般人は少数派だと思う。この殺人鬼は殺害した被害者のビデオや写真をとっているようだし、裁判員は証拠として、それらをチェックしないといけない。一般人は気が動転するのではないかと思う。

http://blog.with2.net/link.php/36571(ブログランキングに参加していますので、毎回クリックをお願いします)

 

marugametorao について

神経内科専門医 neurologist
カテゴリー: 裁判員制度 パーマリンク

半数の模擬裁判員がもうやりたくないと! への1件のフィードバック

  1. enka より:

     お世話になっております。 讀賣新聞本紙では、6人中「1人(これは日弁連職員!!)」が「2度とやりたくない」と答えております(すなわち、毎日では3人がやりたくないと言っているのに、過小評価している錯覚を覚えさせる)。もっとひどい報道姿勢だったのは、日本経済新聞本紙で、「2度とやりたくない」という感想は抹殺されていました(トラックバック先も参照お願い致します) 郵政解散となりましたが、その裏で忘れてはならないのが「最高裁判事の国民審査」。裁判員制度に反対する皆様は、国民審査で審査対象の判事(今回6人)に「×」を記入しましょう。これは、国民が「裁判員制度に反対する」民意を反映できる唯一の手段です(法律の採択が立法府では政党全会一致なので選挙で民意を反映できないため)。裁判員制度に反対する皆様にも呼びかけましょう。 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中