神経内科医の独り言(第10回名古屋テレビ海外派遣学生)


        神経内科医の独り言(第10回名古屋テレビ海外派遣学生)

1972年夏から早40年の歳月が流れました。若武者12人がアメリカに短期留学し、貴重な経験ができたことに名古屋テレビ関係者に心から感謝しています。ひと夏の楽しい経験の中では一番印象に残ったのは、ペンシルベニア大学病院の救急室を見学できたことです。将来はこの大学に留学し、神経難病の研究をしたいという夢を持ちました。先輩医師の御推挙により1980年から3年間postdoctoral research fellowとして、ペンシルベニア大学神経内科教室に留学することができました。中枢神経系髄鞘形成細胞であるオリゴデンドログリアの分離、培養を行い、生物学的研究を行い、Natureなど海外の一流誌に発表することができました。帰国後は国立療養所中部病院(現国立長寿医療研究センター)に1年9ヶ月勤務し、1985年から福井医科大学で教育、臨床、研究を行ってきました。多発性硬化症の基礎研究を行い、オリゴデンドログリアや前駆細胞の研究を行ってきました。2001年に当院の神経内科部長として赴任しましたが、その年にくも膜下出血の見逃しの医療事故などを経験しました。第一線の医療機関が抱える問題に直面することになり、厳しい洗礼を受けました。

ところで、iPS細胞を確立した山中伸弥教授が今年のノーベル賞医学生理学賞を受賞することになり、非常に感動しました。福井医科大学に在籍していたころ、大学祭で、「究極の選択:臓器移植の是非について」の討論会があり、臓器移植に反対する立場から意見を述べました。僕の持論は臓器移植を望む患者は意識するかしないかに関わらず、他人の死を望むということがあり、生命倫理に反すると主張しました。ごく少数の患者のために高額医療費を使い、今までの死の概念を変更し、脳死状態で臓器が切除されることは問題であると。その代わりに、国は臓器移植に関わる基礎研究にもっと予算を使うべきであり、皮膚から生検した細胞から臓器を作れるような研究を行うべきであると主張しました。クローン臓器を作成するほうが良い、ただしクローン人間が生まれるかもしれないという危惧はありますが。当時の福井医科大学第二内科藤木典生教授(故人)が中心となり、生命倫理に関する福井国際シンポジウムを数回開催していました。市民向けの特別講演講師として立花隆氏を招聘したことがありました。「脳死」や「臨死体験」という著作が出版されたころで、臨死体験の解釈について質問したことがありました。また、1990年代後半はInternetが普及し始めたころですが、瀬名英明氏の「Brain Valley」という書物に出会い、角川書店がオープンした専用掲示板に頻繁に投稿するようになりました。このころはインターネット中毒の状態でした。(中略) 現在は「ニューロドクター乱夢随想録」というブログをオープンしていますが、多忙なため、更新はほとんどしていません。裁判員制度の批判:PTSDの危惧など、小沢一郎氏に関連したマスコミや検察や検察審査会への批判などを掲載しています。

最近のアクセスの多いのは下記のごとくです(2012年11月12日)。

カール・ベッカーの霊体の研究 53 回表示
脳梗塞診療のピットフォール:大動脈解離を伴う脳梗塞 32 回表示
直腸診、セックスに励みなさい 31 回表示
性交時と女性の性的興奮時における男性、女性器のMRI 26 回表示
海堂 尊氏の正体が判明! 16 回表示
イタリアの生理学者のギロチン直後の人体実験 12 回表示
(後略)

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