顔が年齢よりふけて見える人は血管の老化が進んでいる!

顔が年齢よりも若く見える人は血管の老化が少ないが、一方、ふけて見える人は血管の老化が進んでいる!

人の顔を見ると、年齢よりも若く見える人がいるし、逆にふけて見える人もいる。僕の外来患者は60歳~90歳が大半だ。60歳代前半の患者で、70歳以上ではないかと見える人もいる。そういう患者は老化が進んでいて、寿命も短いという印象を持っていた。また、90歳代の元気な高齢者を外来で見ていると、10歳は若くは見える。NHKのHPを見ていたら、面白い記事が載っていたので、紹介する。

こんな研究をしているとはと、新鮮な驚きを感じた。僕は小学生後半から吉永小百合ファンであった。テレビ番組「赤胴鈴之助」「まぼろし探偵」、映画「キューポラのある町」などを見ていた。中学生当時、文部省推薦映画で吉永小百合主演の映画をほとんど見た。

最近、彼女は「潮騒」という映画のロケ地を49年ぶりに訪問した。彼女は68歳だが、10歳は若く見え、美貌は失っていない。

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2013_0603.html

見た目が老けると血管も老化?

6月3日 17時35分

「いつまでも若くいたい」というのは、大人なら誰もが抱く思いです。

このアンチエイジングについて、ユニークな研究成果が発表されました。

「実際の年齢よりも顔が老けて見える人は、体の血管の老化も進んでいる」というのです。

その研究の中身は?そして、どうすれば「見た目」と「血管」の老化を防ぐことができるのでしょうか。

見た目で分かる血管の年齢

老化の進み具合を検査する「アンチエイジングドック」を早くから開設し、老化研究の拠点となってきた愛媛大学医学部附属病院。この病院でドックを受診した273人のデータを基に、去年、ユニークな論文が発表されました。見た目の年齢から、体の血管の老化が分かるというのです。

診断の方法は?

その方法は・・・。

まず、専用のソフトで皮膚のたるみやシワ、目元の角度などを解析。

それを100万人分の顔のデータと照らし合わせ、「見た目年齢」を推定します。

続いて「血管年齢」の検査です。

血管内部の壁は老化とともに厚くなっていきます。

その厚みで血管年齢を割り出します。

私たちが取材した松木菊江さんの検査結果は、見た目が67歳。

実は93歳の松木さんですが、血管年齢も見た目と同じように若く、71歳でした。

一方、見た目が老けている人は、血管も老化している傾向がデータから明らかになっています。

血管の老化は命に関わります。

老化の進んだ血管は、壁が厚くなり、動脈硬化になります。

なぜ関連?見た目と血管

なぜ、見た目と血管の老化が関連しているのか。

最近の研究で、老化は、AGEという物質が原因になっていることが分かってきました。

AGEは、体を構成しているたんぱく質に、体内の余分な糖が結びついたものです。

通常、たんぱく質は柔軟性があり、これが肌や血管の弾力を支えています。

しかし、血糖値が高い状態が続くと、余分な糖がたんぱく質に結びつき、茶色く固いAGEになってしまうのです。

肌のたんぱく質がAGEになると弾力性が失われ、たるみやシワの原因になります。

血管で作られると、動脈硬化を引き起こし、老化を早めます。

AGEの研究をしている同志社大学大学院の八木雅之准教授は、「血糖値を上げず、体内にAGEを作らないことが、老化を防ぐうえで重要だ」と言います。

老化を防ぐには?

では、老化を防ぐためには、どのような生活を送ればいいのか。

見た目年齢67歳、血管年齢71歳で、驚くほどの若さを保っていた93歳の松木さんの暮らしからヒントを探りました。

分析は、アンチエイジング研究の第一人者、米井嘉一さんにお願いしました。

 

食物繊維を多く

家族と同居している松木さんですが、食事は3食とも自分で作っています。

献立に必ず入れるのが、海藻と玄米に野菜、きのこ。

どれも食物繊維が豊富です。

これがポイントだと米井さんは言います。

 

食物繊維は、小腸に長くとどまり、糖とくっつくため、小腸から糖が吸収されることを妨げます。

そのため血糖値の上昇が抑えられ、AGEが作られにくくなるのです。

 

血糖値抑える食物繊維

では、食物繊維は血糖値の上昇をどの程度抑えるのか。

実験の結果です。

用意したのは「かけうどん」と「野菜うどん」。

どちらも麺の量は同じです。

それぞれのうどんを食べたあとの血糖値の変化を測りました。

麺の量が同じにもかかわらず、野菜うどんの場合は血糖値の上昇が3割低くなりました。

 

さらに、食物繊維の多い野菜を先に食べるとより効果的だといいます。

米井さんは、「食べる順番は、食物繊維、たんぱく質、最後に炭水化物が基本だ」と言います。

運動もポイント

もう一つ米井さんが注目したのが、松木さんが日課にしている運動です。

古雑誌を束ねた4キロの重りを足で持ち上げる運動。

食事中やテレビを見ているとき行います。

太ももの筋肉を鍛えることで、より多くの糖を消費できる体になると指摘します。

米井さんは「人間にとって最大の筋肉が太ももなので。太ももでグルコース、糖が使われる。AGEができるのも抑えられる」と分析しています。

さらに、食事から1時間後には80歳から始めた趣味の卓球の練習。

摂取した糖が吸収され血糖値が高くなる時間帯に有酸素運動をすることで、余分な糖をしっかり消費しています。

無理だけはしないで

80歳の三浦雄一郎さんが、世界最高峰、エベレストの登頂を果たすなど、元気な高齢者が増えてきました。

アンチエイジングへの関心も日増しに高まっていますが、食事も、運動も決して無理はせず、続けられる内容をほどほどに行っていくことが病気やけがを避けるためにも重要です。

参考文献:

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1447-0594.2011.00824.x/abstract?deniedAccessCustomisedMessage=&userIsAuthenticated=false

KIDO, Miwako, et al. Perceived age of facial features is a significant diagnosis criterion for age‐related carotid atherosclerosis in Japanese subjects: J‐SHIPP study. Geriatrics & gerontology international, 2012, 12.4: 733-740.(抄録のみ)

http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0015270

MAYES, Andrew E., et al. Environmental and lifestyle factors associated with perceived facial age in Chinese women. PloS one, 2010, 5.12: e15270.(中国女性での研究)

http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0057985

PORCHERON, Aurélie; MAUGER, Emmanuelle; RUSSELL, Richard. Aspects of Facial Contrast Decrease with Age and Are Cues for Age Perception. PloS one, 2013, 8.3: e57985.(顔のコントラストが減少するとふけて見える)

 

http://blog.with2.net/link.php/36571

 

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神経内科専門医 neurologist
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