「発熱、顔面腫脹」:山中克郎教授による教育症例カンファレンス

2013年11月19日

山中克郎教授による教育症例カンファレンス

「発熱、顔面腫脹のインド人」

患者;43歳 男性

主訴:発熱 左半身痛

現病歴

4日前、航海中に突然、左顔面を含む左半身痛があり

2日前から他院に入院し セファメジンとロキソニンが投与された

よくならないため、当院へ転院

CRP44  WBC 21700

左鼻翼と左眼周囲の疼痛と腫脹があり

咳・咽頭痛・下痢なし

既往歴:小児気管支喘息

現症:

意識清明

血圧102/49 脈拍 63/分 35.8度 呼吸数11/分

JVD(jugular vein dilatation)あり、左CVA圧痛

左眼瞼下垂 左眼球結膜浮腫 (眼球運動障害はなし)

検査:

胸部CT:多発性小結節、空洞? 胸水

血液培養

脳MR:未施行

Problem List:

発熱

左半身痛

左眼瞼下垂

左眼球結膜腫大

鑑別診断:

感染性海綿静脈洞血栓症

Wegener肉芽腫症

副鼻腔炎 肺空洞

アスペルギルス症

肺がん

診断:

敗血症(血培陽性)

http://pbuxkpw.chestpubs.org/data/Journals/CHEST/21678/1927.pdf

Christensen, P. J., et al. “Septic pulmonary embolism due to periodontal disease.” CHEST Journal 104: (1993): 1927-1929.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/osi/5/2/5_2_146/_pdf

Septic Pulmonary Embolism Ascribed to Periapical Periodontitis: A Case Report and Review of the Literature. Oral Science International 5: 146-149, 2008

http://ameblo.jp/bfgkh628/entry-11031965091.html (敗血症性肺塞栓症)

胸部CTの多発性空洞病変

『CAVITY』と記憶するといいかもしれません。

C: Carcinoma(squamous cell), bronchiectasis:扁平上皮癌、嚢状気管支拡張症

A: Autoimmune disease (Wegener granulomatosis, rheumatoid lung)(ウェジェナー肉芽腫,リウマチ肺)

V: Vascular (bland / septic emboli) (敗血症性塞栓症)

I: Infection (abscess, fungal disease, TB, echinococcus) (肺膿瘍,真菌症,結核,エキノコッカス症)

T: Trauma(外傷)

Y: Young = congenital (sequestration, diaphragmatic hernia, bronchogenic cyst) (肺分画症,横隔膜ヘルニア,気管支嚢胞)

(左半身痛の原因は不明)

http://blog.with2.net/link.php/36571

ブログランキングに登録しています。

marugametorao について

神経内科専門医 neurologist
カテゴリー: 神経学, 健康, 医学, 医学教育, 挑戦 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中