「頭のいい人、悪い人 その差はここだ!」

「頭のいい人、悪い人 その差はここだ!」

かなり以前に下記の本を読んだが、自分自身を振り返ると、頭が悪いほうに属する人間だと思う。若い人には参考にしてほしい部分を書き残しておく。

高橋浩:頭のいい人、悪い人 その差はここだ!(PHP、1992)

第四章 ブレークスルーに必要な「閃き力」「独創力」

1 これから求められる一定の枠を突き破る閃きの頭

1。ブレークスルー(既成の考え方や習慣の枠を突き破ること)ができる独創的思考力や、それを行動に移していく力。

2。世の中の動きや変化を感知し、あるいは先を読み、先を見通す感知力や洞察力。

3。現代から未来に起こるであろうさまざまな複雑な問題を周りとの関係を考えながら、うまく処理解決していく知恵、才覚。

これからは、先例、習慣に基づいたマニュアル的な判断や行動しかできない人、既存の知識に基づいてのみできる、できないを決めてしまう人、論理的にしか物事を考えることのできない人、自分の専門にこだわる人、一つあるいは一定の方向の答えしか考えつかない人、羽目をはずせない人、壁に行きあたったら諦めたり引き返す人、こういった人はいくら記憶がよく、多くのことを覚えている、あるいは一定の推論がいかに鋭くとも、結局は頭の悪い人の方に入ることになるのではないだろうか。

2 ブレークスルーのできる柔軟な頭はこうして作れ

第一:既成の常識とか定説をうのみにせず「本当にそうかな」と疑う癖を持つことである。そしてできれば自分で実際に試してみるとよい。

第二:物事の定義やネーミングにはあまりこだわらず、ことばとか観念よりも事実とかイメージを基に発想するように心掛けることである。

第三:物事を考えたり実行する時に正面から取り組むだけでなく、横とか裏からも考えてやってみる癖を持つことである。

第四:自分と違った意見を持った人、違った専門の人、あるいは異質の文化を持った人に、できるだけ多く触れることである。

学者というのはだいたい排他的傾向(他の学説に反発する)があるが、ノーベル賞をもらった湯川秀樹さんは違った学説にあうと非常に興味を示して、いろいろと根堀り葉堀りノートを持ってきて聞いたそうである。

一般に、自分の意見と違った意見を聞いて腹がたつ人とか、あるいは「ゆるせない」と思う人はかなり頭が固くなっている証拠である。

違った専門、違った立場の人、違ったゼネレーションの人等の意見に耳を傾けることによって、だんだんと頭が柔軟になってくるのである。というわけで、異質との交流を大切にすることをお勧めしたい。

第五:末梢の方法論にこだわるよりも物事の原点に立った解決方法を考える癖を持つこと。

第六:せっぱつまって思わずやったこととか偶然の出来事に目を向ける癖を持つこと。

3 もえるような好奇心、あくなき探求心が閃きのもと

一、問題意識:何かやりたいという夢や願望が強い人、あるいはせっぱつまった状態に置かれている人には閃きの度合が多くなっている。

二、きっかけ:獣医のダンロップは、車の轍がガタガタするのを何とか解決したいとあれこれ考えたが、いい知恵はでなかった。ある時、公園を歩いていると子供の投げたボールが飛んできて頭にあたった瞬間に、空気を入れた轍、つまりタイヤを思いついたという。

三、潜在情報:あれこれ考えたり調べたりすることによって、潜在情報が頭の一点にたくさん集まって、やがて爆発する。

四、脳の活動状況:脳波の周波数が八〜一三(アルファー波)の時には頭が安定し、あるいは冴えた状態にある。――特にアルファー波の中の一秒間に十前後の周波数の時をミッドアルファー波といい、熟練した禅僧が座禅のときに出る脳波である。この状態では、勘が冴え、閃きがでやすく、思考と決断が早く、記憶力や想起の力が強まり、イメージが出やすく、思考が柔軟になるという。

そうした要件の中で、まずやるべきことは問題意識をもつ、とりわけもえるような好奇心とか探求心をもつように努めることが大切である。

4 閃きに強くなるジョーク、いたずら心、イメージ思考

アインシュタイン:あの舌をペロリと出した写真(僕は合成写真かと誤解していた)は、72歳の誕生パーティの終了後、カメラマンが車の方へ押しかけてきて、

『教授、ひとつお誕生日のお祝いに笑ってもらえませんか』と大声で言った瞬間、あの写真が撮影されたとのこと。

ブレークスルーのやれる人は、皆ジョーク、いたずら等などの遊び心を持った人であり、またそれを咄嗟に出せる柔軟なパフォーマンスの能力を持った人である。

こうした能力は大脳の右半球、つまり右脳の働きから出てくるものと言われている。――左の脳はことばを担当し、論理的なものの考え方、分析、計算、抽象的思考などをする時に働く。これに対して右の脳は、イメージを担当し、形の認識とか空想、想像、直感などの時に働く。両方の脳は、脳梁という神経線維の束でつながれ交互に情報交換をしているが、創造思考は両方の脳がバランスよく、それぞれが活発に働くことで生まれるものと思える。

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