「安全管理、そして質管理へ」鮎澤純子氏の講演会

特別講演 2014年1月15日

「安全管理、そして質管理へ」九州大学大学院医学研究院 医療経営・管理学講座

 准教授 鮎澤 純子氏

下記のリンクの一部は私が追加したものもある。

 

1. 「事故発生時に関するトピックス」として

1.医事関連訴訟の動向

医療裁判は平成16年度をピークに減少傾向。近年は700件台後半で推移

和解の割合は増加傾向

認容率は減少傾向

医事関係訴訟事件の処理状況及び平均審理期間

http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/201305izitoukei1.pdf

医事関係訴訟事件の終局区分別既済件数及びその割合

http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/201305izitoukei2.pdf

地裁民事第一審通常訴訟事件・医事関係訴訟事件の認容率

http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/201305izitoukei3.pdf

 

2.「共感の表明と言われているもの」

「医療有害事象・対応指針~真実説明に基づく安全文化のために~」は、以下の7項目を柱としています。

*「共感表明」謝罪 :

悪しき結果が起こったことに対する共感からの謝罪。患者の期待に添えなかったことへの申し訳なさからくる謝罪

*「責任承認」謝罪 : 過誤があり、過誤が悪しき結果を引き起こす原因となったことを認め、その責任をも認めることを伴う謝罪

http://www.zensharen.or.jp/zsr_home/risk/zsrwtgw/linea.html

ソーリー・ワークス!

医療紛争をなくすための共感の表明・情報開示・謝罪プログラム

http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=81943

日本医療メディエーター協会

http://jahm.org/pg181.html

 

3.事故調査における「2つの目的」と「2つの視点」

「2つの目的」

真相究明である

再発防止である

個人の法的責任を追及するものではない

「2つの視点」

診療行為の医学的評価を行う際には、

1. 事例発生時の状況において診療行為が適切であったか否かという評価方法

2. 再発防止に向けて臨床経過を振り返って全ての可能性を洗い出して評価する方法

診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業これまでの総括と今後に向けての提言

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0615-4b.pdf

 

4.   紛争解決手段としてのADR(Alternative Dispute Resolution

http://www.nichibenren.or.jp/activity/resolution/adr/medical_adr.html

 

5.   「第三者機関」と「院内事故調査」

医療安全対策に関する行政評価・監視 <結果に基づく勧告>

http://www.soumu.go.jp/main_content/000245659.pdf

要旨

http://www.soumu.go.jp/main_content/000245659.pdf

 

2.「医療安全に関するトピックス」として

1.体系化されつつある医療安全教育

「WHO患者安全カリキュラムガイド」

WHO患者安全カリキュラム 多職種版 について(わかりやすい説明があり)

http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-cqm/ingai/seminar/pdf/2013/010_souma_sakakibara.pdf

 

2.「ノンテクニカルスキル」としてのコミュニケーション技術

http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-cqm/ingai/instructionalprojects/teamperformance/#a  医療安全におけるノンテクニカルスキルの重要性

http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-cqm/ingai/instructionalprojects/teamperformance/pdf/kisetsu.pdf 講習会資料(平成23年度研修医向け)

 

3.患者参加の医療安全

第9回 京都府医師会 医療安全シンポジウム患者参加で実現する医療安全 ~患者参加ってなんだろう?~

http://www.kyoto.med.or.jp/member/medical/pdf/anzen_sim_120204hp.pdf

http://www.mmc.funabashi.chiba.jp/safety/files/3_1.pdf(患者家族の安全対策20か条:船橋市立医療センター)

http://www.mmc.funabashi.chiba.jp/safety/files/4_1.pdf (Risk Management基礎講座:船橋市立医療センター)

http://www.mmc.funabashi.chiba.jp/safety/j01-6.html (「目に見えるリスクマネジメント」:具体的な戦略と作戦:船橋市立医療センター)

 

4.「安全」、そして「質」へ

*成果をあげていかなければならない

*成果が視えるようにしていかなければならない

http://www.commonwealthfund.org/Publications/In-the-Literature/2005/May/Five-Years-After–To-Err-Is-Human—What-Have-We-Learned.aspx

Five Years After “To Err Is Human”: What Have We Learned?

http://okayamah.rofuku.go.jp/gaiyo/message/1054

(10万人の命を救うキャンペーン 100K Lives Campaignから医療安全全国フォーラムへ)

1)    心筋梗塞に対するエビデンス ベイスド メディシン(EBM)の実施

2)    薬の副作用の予防

3)    中心静脈ラインの感染予防

4)    手術創感染の予防

5)    人工呼吸器関連肺炎の予防

6)    MRSA感染を減らす

7)    危険薬の管理

8)    手術合併症の減少

9)    心臓病に対するEBMの実施と再入院率の減少

 

日本病院会のQIプロジェクトhttps://www.hospital.or.jp/qip/

QI推進事業は、往々にして病院間のベンチマーク的な横軸による比較を連想しがちですが、そうではありません。各病院の役割や機能、地域特性や患者属性などの交絡因子を調整する方法が満足するレベルまで精緻化されていない現在、QIの多くは病院間の医療の質を比較するには不適切です。「各々の病院が自院のデータを経時的に公表しながら、向上のためのあらゆる努力をし、結果として医療の質を改善すること」が第一の目的と考えます。つまり、自院でQIの数値を時系列的に追って行くのです。自院のパフォーマンスを数値で公表すると病院はみるみる変わります。自分達の取り組み(科ごと、医師ごと、病棟ごとのパフォーマンス)を数値で“見える化”、可視化することが改善の原動力になります。

平成25年度 医療安全に関するワークショップ講演資料;九州厚生局

http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kyushu/gyomu/gyomu/iryoanzen/workshop_kouen_shiryou.html

 

講演 「国際的な医療機能認証機関(JCI)が求める医療安全への対応」

福井次矢 聖路加国際病院、院長 (非常に参考になる講義)

http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kyushu/gyomu/gyomu/iryoanzen/documents/shiryou_01_1.pdf

http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kyushu/gyomu/gyomu/iryoanzen/documents/shiryou_01_2.pdf

http://www.at-douga.com/?p=9440

「ムダの“見える化”で 医療の質を上げろ」岐阜大学医学部附属病院の取り組み(クローズアップ現代)(中国からのリンク:韓国、中国から日本のテレビ番組や映画などの著作権違法と思われるものが多いが、無料で視聴できるのでありがたい)

最後に鮎澤先生の大学での講義スライドをインターネット上で見つけた。当日に使用されたスライドも含まれていたので、参考にしてください。

http://www.hcam.med.kyushu-u.ac.jp/pdfroom/ayuzawa.pdf

“Fast and dramatic improvement in safety is possible.” William A. Conway

 

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