ドクターG:Vibrio vulnificus感染症

2014年2月18日 山中克郎教授による教育症例カンファレンス

「先生、ショックバイタルだけど・・・元気なんです!」

患者: 55 歳  男性

主訴:左ふくらはぎ痛 左下肢浮腫

現病歴:

昼からぞくぞく、5pm 39度 近医にてフロモックス、ロキソニン投与

8pm 左下肢に黒褐色の円状班、虫刺されのような痛みがあり

既往歴:皮膚がん 右下肢切断(中学)

C型肝炎 肝硬変 肝癌;1年半前に切除

現症

SPO2 体温 37.0度 心拍数 117/分

血圧 64/47 SPO2 91% 呼吸数 18/分

左下肢;皮下出血+水疱 左足浮腫 多発性皮下出血

 

入院3時間後: 水疱が悪化 補液、カテコールアミンの治療をしたが、

入院4時間後:意識消失、血圧40台のショックとなった。

 

診断のためにどんなことを聞きたいですか?

3日前に河口にハゼ釣りに行き、自ら魚をおろして刺身を作り、2日前の夕食に食べた。

検査結果*

血培:Vibrio vulnificus

http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/vulnificus.html ビブリオ・バルニフィカス感染症

急速に広がる紫斑+水疱 その後のショックが特徴的

肝障害の患者;免疫不全

壊死性筋膜炎:http://www.tokushima-med.jrc.or.jp/hospital/medical/2013pdf/015.pdf

最終診断:Vibrio vulnificus 感染症

経口感染 海産魚介類 えび、下記 皮膚の傷

敗血症 死亡率 50%以上

危険因子 肝硬変 免疫抑制患者

症状;壊死性筋膜炎

治療:モダシン

http://journal.kansensho.or.jp/Disp?pdf=0760050391.pdf 救命し得たVibrio vulnificus 感染症の1 例

http://tokushukai-amami-area.com/_src/sc375/0106_01.pdf アルコール性肝硬変患者の vibrio vulnificus 感染による壊死性筋膜炎

http://info.fujita-hu.ac.jp/pathology1/study/pathology_of_fulminant_infection.pdf

堤 寛: 劇症型感染症の病理:法医病理16(2):69-82,2010

注:気持ちが悪くなるような写真があり。一般の方は要注意です。

 

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