ドクターG:デング熱

ドクターG:デング熱

2014年9月16日山中克郎教授による教育症例カンファレンス

「ベトナム旅行中に発熱した35歳男性」

患者:35歳、男性

主訴:発熱

現病歴:

前日までの3週間ベトナム旅行

20日前から発熱、咳。 大腿部、上腕の筋肉痛。

一度軽快したが6日前より発熱と筋硬直

4日前に現地に入院したが、自主退院し、本日帰国した。

既往歴:なし

内服薬;なし

薬物・食物アレルギー:なし

メコンデルタにかけて平地をバイクで旅行していた。

何を聞いてみますか?

下痢なし

皮疹は?

蚊にさされたか?

生水、生物の食事は?

性感染症は?

オーラル:赤痢アメーバ ランベル線もう虫に注意。

同性とは? なし。

*蚊が多くたくさん刺された

*よく露店の食事を食べた

4日目から咳と発熱、筋肉痛

市販薬を飲み、2日間で軽快

旅行14日目に右第2指尖部を切った

旅行16日目に大雨が降り、冷水の中を歩いた

旅行18日目ER受診(6日前)から再び発熱、筋硬直(大腿、上腕)あり

FORTH:http://www.forth.go.jp/ (厚生労働省検疫所)

蚊にさされる時間

昼 デング熱

夜 マラリア

屋台;腸チフス、大腸菌

アジア帰りの発熱患者で考えるべき疾患

腸チフス

デング熱

マラリア

リケッチア

レプトラスピラ;ネズミの尿

現症:

血圧100 体温 37.5度 SPO2 97%RA

有痛性の頸部リンパ節腫大

肝臓4横指 脾臓2横指

皮疹;両下腿 点状出血多数

検査:

CRP 0.29 WBC 2400 (Seg 10%) Plt 9.3万 LDH370

鑑別診断:

デング熱

マラリア;肝脾腫

レプトスピラ感染症(ワイル病)

腸チフス

検査:

血液のスメア

最終診断:デング熱

潜伏期4-7日間

発熱2峰性

筋肉痛、嘔気 嘔吐

倦怠感

デング出血熱

一旦平熱になったのちに血管透過性の増大による血漿漏出のためにショックになることがある。

診断基準

2-7日間持続する発熱

血小板の減少

以下の出血傾向のうち1つ以上

ターニケット検査陽性

デング熱抗体価 (ペア血清)

デング熱抗体IgM高値

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html

デング熱に関するQ&A

http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ta/dengue.html (国立感染症研究所)

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神経内科専門医 neurologist
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