3回接種後のオミクロンの入院に対するワクチン効果は88%


SARS-CoV-2 variants of concern and variants under investigation in England
Technical briefing: Update on hospitalisation and vaccine effectiveness for Omicron VOC-21NOV-01 (B.1.1.529)
31 December 2021

オミクロンの症例数、入院数、死亡数


本報告書での分析のデータカットオフは2021年12月29日である。この時点で、イングランドにおけるシークエンスまたはジェノタイピングにより確認されたオミクロンVOC-21NOV-01(B.1.1.529)(以下オミクロン)の確定症例は198,348例、S遺伝子標的失敗(SGTF)により確認されたプロブレム例は451,194例であった。

これはオミクロンの感染者数または症例数ではなく(コミュニティPCR検査の約30%はSGTFを検出できるアッセイで行われている)、12月29日にS遺伝子検査を受けた症例の93%がSGTFであり、これは比較分析のためにオミクロンとして分類できる症例数である。12月29日現在、イングランドでは、実験室で確認された(シークエンス、ジェノタイピング、SGTF)オミクロンを持つ合計815人が、救急部門から入院または転院している。


入院とワクチン効果(VE)に関する研究


変異株とワクチン接種の状況と入院のリスクとの関連を調べる2つの研究が実施されている。研究1は、地域と入院初日に診断されたすべての症例とすべての年齢層を含むため、約50万件のオミクロン症例という大規模なデータセットに基づいている。研究2は、より小さなデータセットを使用している。これは、コロナウイルス(COVID-19)が入院に付随して検出されたものの、通常の入院スクリーニングで検出されたケースの影響を減らすため、市中で診断され、その後入院した症例に限定しているためですある。対象は18歳以上に限定されている。


オミクロンはデルタに比べ、入院の全体的なリスクが低いという前回の知見は、最新の研究1でも確認されている。さらに、両試験とも、ワクチン未接種者と比較して、3回接種後のオミクロン症例の入院リスクは大幅に減少しており、推定範囲も重複していることが判明している。両研究は、比較的少数の入院症例で実施されており、反復が必要である。入院リスクが減少し、入院に対するワクチンの有効性が保たれていると推定されるにもかかわらず、オミクロン症例数が非常に多いため、依然として多数の入院患者が存在する可能性がある。

研究1:入院のリスク(UKHSA/MRC Biostatistics Unit, University of Cambridge)


先週発表された解析のアップデートでは、オミクロンの救急搬送や入院のリスクはデルタの約半分であることがわかった(ハザード比0.53、95%CI:0.50~0.57)。

また、オミクロンの救急外来からの入院リスクはデルタの約3分の1であった(ハザード比0.33、95%CI:0.30~0.37)。これらの解析は、検体の採取日と居住地域で層別し、さらに年齢、性別、民族、地域的剥奪、海外渡航、ワクチン接種の有無で調整した。

また、現在の感染が既知の再感染であるかどうかも調整しているが、再感染はかなり把握されていないため、この調整では再感染の影響が十分に説明されていない可能性がある。


この解析では、オミクロン症例はワクチン2回、3回接種後に入院リスクが低下し、オミクロン症例未接種と比較して3回接種後の入院リスクは81%(77~85%)低下していることがわかった。

研究2.症候性感染と入院に対するワクチン効果(UKHSA)


症状のある病気に対するワクチン効果(VE)は、オミクロンの方がデルタよりも低く、3回目の接種後10週間で減少することが、先週発表された結果で確認された。


症候性疾患の症例は、入院データにリンクされている。3回のワクチン接種後、地域検査でオミクロンを接種した有症状者の入院リスクは、接種していないオミクロンを接種した同様の人と比較して68%(42〜82%)減少すると推定された(年齢、性別、前回陽性、地域、民族、臨床的に極めて弱い立場、リスクグループの状況、期間を調整した後)。

症状発現に対する予防効果と合わせると、3回接種後のオミクロンの入院に対するワクチン効果は88%(78〜93%)となる。有症状者に対する有効性には減弱が見られるが、より長く続くと予想される入院に対する予防効果の持続期間を評価するにはデータが不十分である。/

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