COVID-19:東京都の今後の予測


第39回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年6月16日)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html

資料3-2 鈴木先生提出資料

考察・まとめ
• 9月末までにデルタ株の影響がなく、宣言解除後の人流増加をオリンピック期間中も含めて+15%程度以下に 抑えることができれば、宣言の再発令(新規感染報告者数が1日1000以上相当)を回避できる可能性がある (最も楽観的なシナリオ)。
• デルタ株の影響が小さい場合は、宣言解除後の人流増加をオリンピック期間中も含めて+10%程度までに抑えても、7月後半から8月前半に宣言の再発令が必要となる可能性がある。
• デルタ株の影響が非常に大きい場合は7月前半〜中旬にも宣言の再発令が必要となる可能性がある(最も悲観的なシナリオ)。ただし、実際には感染報告者数がシミュレーションのように急増した場合には宣言が発令される前の段階でも市民が自粛モードとなり、新規感染者数の鈍化が起こると考えられる。
• オリンピックの有観客開催が感染者数および重症者数に及ぼす影響は、その時点での感染者数、デルタ株の状況、そしてオリンピック期間中やその後の人流によって大きく左右される。
• 重症化リスクの高い層に広くワクチンが接種されることで、重症者数は(ワクチンがないとする仮定の状況 よりも)劇的に減少する。しかし、爆発的な感染拡大が起こった場合には、ワクチン接種が今後も順調に進 むと仮定してもやはり重症者数は相当数発生することになる。

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